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コントロールタワーとは何か..?

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公開日: 読了目安時間: 1 分
吉井 清 インダストリーソリューションズ本部 ディレクター
吉井 清インダストリーソリューションズ本部 ディレクター
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ようやく、朝晩は少しだけ過ごしやすくなってきました。
ただ、世界情勢に目を向けると、ウクライナの状況は、なかなか改善しないようです。
軍事侵攻で思い起こされるのは、ビジネスでも使われる軍事関連用語です。例えばロジスティクス。辞書で引くと、「兵站」という日本語が出てきます。日本語の方が、むしろ馴染みが薄いかも知れませんが、元は軍事用語で、戦場での後方部隊が、食糧や装備品などの供給・補充・修理や、後方連絡線の確保などを行う任務、というような意味です。言うまでもありませんが、軍事作戦においては非常に重要な意味を持つ任務・戦略であり、その精度は生命や国家の盛衰に直結します。

一方で、サプライチェーンという言葉の方は、軍事用語とは、直接の関係はないようです。最初にこの言葉を使ったのは、1983年、アメリカの政府系コンサルティング会社だそうです。その後、1998年には、ロジスティクスの業界団体が、「ロジスティクスは、サプライチェーン・マネジメントの一部である」と定義を見直したとか。

さて、本日の主題であるコントロールタワーは、日本語で言えば「管制塔」でしょうか。ここに出てきている言葉のなかでは、一番親近感があるかも知れませんが、特にサプライチェーン・マネジメントにおいて、その意味するところは、なかなか理解されていないようです。
この言葉が(サプライチェーン関連の文脈で)初めて登場したのは、1990年代のことだそうです。この30年の間に、IT技術の進歩にも伴って、その目指すものも変わってきました。

現在では、サプライチェーン・マネジメントにおけるコントロールタワーは、以下のような問いに答えるような、情報や知見をもたらせてくれるものと考えられています。

  • 1.

    何が起きたのか?
  • 2.

    次に何が起こりそうなのか?
  • 3.

    (その起こりそうなことに対して)どういうアクションを取るべきなのか?

ここでは、過去30年間の進化や変遷を議論するよりも、もう少し実際のアクションに結びつくようなお話をしようと思います。上記のような問いに答えるために、まず取り組むべきなのは、サプライチェーンやビジネスのパフォーマンスを可視化して、改善へ向けたオプションを提示することです。
最低限の機能として、様々なKPIの現状(計画との差異)やプロジェクトの進捗など、データを見やすくダッシュボード化することが求められますが、不確実要素が増大している昨今の状況を考えると、これまでのように社内のデータだけで的確な意思決定ができる訳ではなくなりつつあります。

もう少し具体的に言うと、以下のような機能が求められています。

  • ネットワーク全体のパフォーマンスの可視化: Tier1サプライヤーだけでなく、その先のサプライヤーの状況から、店頭での販売データまで、あらゆるパフォーマンスに関するデータの可視化が求められています。自社のサプライチェーン全体のネットワークのなかで、どこに弱点があって、どういう対策が必要なのか、を考える材料になります。
  • リアルタイムでのシナリオ比較・検討: 需要(デマンド)側でも供給(サプライ)側でも、サプライチェーンで何らかのトラブルや問題が発生した際に、どうすれば最もダメージが少なく、より多くの利益を確保できるのか、といった示唆を計画担当者にもたらせます。「トラブル」には工場での生産や輸配送の遅れ、天候不順や急な需要増..などが挙げられますが、コントロールタワーは様々なリアルタイムのデータを分析し、最適なシナリオを提示することで、顧客満足度を維持(若しくは改善)しながら、コストを抑えて利益を確保することを可能にします。
  • 社内の組織・チームを横断したコミュニケーションとコラボレーション: 前述のように不確実性が増大している現代において、社内のみならず社外のパートナーとのコミュニケーションは、言うまでもなく非常に重要です。さらに重要なのは、意思決定におけるコラボレーションで、その決定が社内外のパートナーにどのような影響をもたらすのか、を理解しなければなりません。コントロールタワーは、そういったコミュニケーションや正確な情報シェアを通じて、異変やトラブルへのその場しのぎの対応を繰り返すのではなく、ネットワーク全体で最適な意思決定へ、スピーディーに導いてくれます。

o9ソリューションズでは、これまで述べてきたような様々な機能をお届けすることはもちろん、エンタープライズナレッジグラフ(EKG)を利用した社内外のデータ保管・活用や、売上拡大に向けたプロモーションなどのマーケティング施策の検討、リアルタイムでの売上実績やマーケット情報との相関性の分析などを、お客様の計画業務プロセスに取り込むことが可能です。また、社内外の各組織・チームのコラボレーションを実現することにより、それぞれのチームのニーズを、従来よりも少ないリソースでスムーズかつスピーディーに満たすことができるようになります。統合された一つのプラットフォームで目標・ゴールを共有し、ビジネス全体を前へ進めることができるのです。

詳しくお知りになりたい方は、是非以下のページから詳細をご覧ください。
https://o9solutions.com/ja/solutions/supply-chain-control-tower-landing/

また、以下のウェビナーでは、小売・消費財業界に向けた、サプライチェーンのDX最新事情をご紹介しています。
https://o9solutions.com/aim10x/jp/webinar/小売・消費財業界向けデータドリブンで挑む/

筆者紹介

吉井 清 インダストリーソリューションズ本部 ディレクター

吉井 清

インダストリーソリューションズ本部 ディレクター

インダストリーソリューションズ本部で、主に小売や消費財業界のお客様を対象に、サプライチェーンに関する課題解決に向けたサポートを担当しています。ファッションやEコマースなどの企業で、サプライチェーン、オペレーション、マーチャンダイジングなどの業務を、25年以上経験しております。

リソース

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