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o9ソリューションズのAIプラットフォームを自社主導で導入

 

o9ソリューションズ・ジャパン株式会社(東京都港区、 本社:米国テキサス州ダラス、 以下o9ソリューションズ)は、 旭化成エレクトロニクス株式会社(東京都千代田区、 以下AKM)がグローバルなサプライチェーンを管理するIBPシステムの刷新にあたり、
o9ソリューションズの「デジタルブレイン・プラットフォーム」を採用し、 2023年1月より本格稼働を開始したことを発表します。

導入にあたっては、 AKMプロジェクトチームとo9ソリューションズが主体となり、 現場との緊密な連携を図りながら効率的に作業を進めることで、 短期間での稼働を実現することが出来ました。

AKMは、化合物半導体技術を活かしたさまざまな電子部品やLSIを日本のみならず世界に向けて提供しています。同社ではここ数年、急速な変化を繰り返しながら複雑性を増し続けているサプライチェーン環境に柔軟に対応する体制を整えることが急務の課題となっていました。そこで、市場環境に急激な変動が生じた場合でもスピーディな対応を図ることが可能なプラットフォームとして、IBP(統合事業計画)システムの検討を重ねた結果、o9ソリューションズの「デジタルブレイン・プラットフォーム」の採用を決定しました。

AKMが最新のソリューションを導入するにあたって重要視したのは、これまで担当者の知識や経験など人的な要因に依存していた業務を“標準化”して業務効率を向上させるとともに、サプライチェーンの急激な変化においてもデータの自動連携を図ることで、様々な制約を考慮した需要計画や供給計画を短時間で即座に更新できる仕組みを構築することにありました。
中でも特にフォーカスしたのは供給計画の高度化です。電子部品やLSIの複雑な製造工程を、簡素化したサプライチェーンモデルとして再構築することで、高速な計算処理による集中管理された生産計画と財務計画のもと、常に利益を最大化できる最適な供給計画の立案を可能としました。
また、今回のシステム刷新における大きな成果として挙げられるのは、供給計画の立案・更新に掛かっていた従業員の手作業による労力が大幅に軽減されたという点です。この計画業務の効率化・高度化の結果として生まれる生産性の向上は、AI機能を搭載したo9ソリューションズを導入した大きな目的の一つでもありました。

このたびAKMが採用した「デジタルブレイン・プラットフォーム」は、米国o9 Solutions社が開発し、2014年から提供を行なっている統合型のサプライチェーン管理基盤です。独自開発されたAIアルゴリズムが属人的な知識を排除するとともに、業務プロセスを自動化する機械学習機能を搭載した先進の機能群が、企業のデジタルトランスフォーメーションの推進を強力にバックアップします。

デジタルブレイン・プラットフォームは、その高速計算エンジンが紡ぎ出す圧倒的なパフォーマンスが業界の注目を集めていると同時に、需要予測やロジスティクス管理、さらには将来的な視点に立ったプランニング能力や利益最適化など、製造・流通業の業務プロセスで必要とされる幅広い機能を備えた点が高く評価され、世界の多様な企業で活用されています。

o9 Solutions

o9は、計画、分析、データを最適化するためのAIプラットフォーム“デジタルブレイン”を提供しています。このソリューションにより企業は、従来の低速でサイロ化された計画を排し、コアサプライチェーン、販売、損益管理といったプロセス全体をスマートに統合、インテリジェントな計画と意思決定へと転換を図れるようになります。 さらに、o9のデジタルブレイン・プラットフォームを活用することにより、データの品質を大幅に向上させ、需要と供給のリスクと機会を早期に検出し、需要をより正確に予測。同時にwhat-ifシナリオをリアルタイムで評価し、需要と供給をインテリジェントに一致させることができます。また、統合されたサプライチェーンと販売計画および意思決定を中心に、顧客、内部利害関係者、サプライヤー間での連携とコラボレーションも推進します。そして、パートナーのグローバルエコシステムによってサポートされているo9の革新的な提供メソッドにより、企業は顧客サービス、在庫レベル、リソース使用率、ESG(環境・社会・ガバナンス)および財務KPIの改善に迅速に対応すると同時に、エンドツーエンドの計画と意思決定の機能を長期的かつサステナブルに変革していくことを可能にします。