小売・卸売業で、各種商品やサービスを提供している。消費者向け製品のマーチャンダイザーとして、自社ブランドやその他のeコマースブランドを展開している。

非統合ソリューション

アパレルのスペース割り当てと品揃え計画プロセスをサポートする複数のソリューションが存在した。しかし、それらはすべてポイントソリューションであり、ほとんどがスプレッドシートベースで、簡素化、接続性、直感性に欠けていた。また、さまざまなベンダーと6回にわたってソリューションの導入を試みたが、うまくいかなかった。

o9の支援

o9では、品揃え計画プロセス全体を通して重要なビジネス上の意思決定を統合する単一のプラットフォームを手に入れた。これにより、ユーザーの全体的なコラボレーションと効率の改善が可能になる。

品揃えのローカリゼーション

消費者属性や地域差に基づいた品揃えが計画されておらず、一般的な基準が使用されていたため、スペースの割り当てにズレが生じ、顧客の期待にそぐわない製品が提供されていた。

o9の支援

o9では、サイズプロファイルの地域差、店舗固有のスペース利用可能性、各店舗の数量に基づくバリエーション、消費者の地域的嗜好を考慮した、きめ細かな品揃えの違いを決定、計画、実行できるようになった。

企業分析

同社は、スペース割り当てと品揃え開発プロセスを最適化するために、企業分析的洞察を活用していなかった。部門やユーザーによって異なる手作業による計算に頼っていたため、品揃えをローカライズする能力がさらに低下していた。

o9の支援

o9では、高度なアナリティクスを活用し、ボリューム・グルーピングを開発し、制約のない需要の影響を判断し、パックを最適化し、部門全体の販売パターンに基づいて店舗を関連付ける。

実装したコア機能

同社はo9のナレッジグラフを使って、完全に統合されたシーズン前のスペース割り当てと品揃え計画プロセスを構築している。これにより、利用可能なスペースの最適化、品揃えのフレームワークの開発、品揃えのコンセプトの強化、購入数量の定義、サプライヤーの見積もりの作成、POの自動作成、入荷時期の決定、サイズとパック構成の最適化を行う単一のソリューションを持つことができる。

リプレースしたシステム

エクセル、レガシーシステム

成功要因―o9を採用した3つの理由

1. プラットフォームのコンセプトにより、o9プラットフォームのコアコンストラクトを活用しながら、アパレルに特化したソリューションを開発することが可能になった。
2. 企業のプロセスのニュアンスに合わせてソリューションを調整する能力。
3. ユーザーエクスペリエンスは、様々なステークホルダーをサポートするために直感的で柔軟性があると考えられた。
4. o9はクラウドにとらわれない。これは会社の長期的なクラウド将来ビジョンに沿ったものだ。

達成したKPI

1. 品揃えのローカライゼーションとサイズ展開の改善による収益の向上。
2. マークダウンの削減とパックの最適化により売上総利益率を向上。
3. プロセスの効率化と関係者のコラボレーションを強化。